t-fc8のブログ(梨in華rnationの移転先)

はてなダイアリーの梨in華rnationから移行しただけのブログです。今後の更新はここでは行いません。

中澤裕子について

6月19日は元モーニング娘。の初代リーダー中澤裕子さんの誕生日であります。
この日は2006年から毎年本人のバースデーライブを行っていまして私は毎年参加させて頂いております。
時期的にハロプロの各ユニットの春ツアーが終わって夏のハロコンが始まるまでの谷間の時期であり、予定が組みやすいのもありますし始まった年から4年間は全て平日開催ということもあって自分にとっても仕事柄平日の方が休みを取りやすいので都合の良い現場だったってのもあります(笑)
ちなみに去年は土曜で今年は日曜ですがね。


でも毎年参加するのはそれだけが理由ではありません。
私がモーニング娘。に嵌るきっかけとなった曲が「サマーナイトタウン」なのですがあれから既に14年が経ちますが、この14年の間毎日楽しく過ごせてきたのはやはりモーニング娘。ハロプロに出会えたからだと思っています。
そして、そのモーニング娘。を見続けて行こうと思わせてくれたのは他の誰でもない中澤裕子、その人なのです。


当時の自分はJ-POP全般をよく聞いてました。
毎週新しいシングルが発売されるごとにレンタルショップに行っては色んなアーティストの曲をMDやCD-Rに入れて常に流行の曲を聴いてました。
そんな中にモーニング娘。が突如現れました。
あるラジオ番組で流れてきた「サマーナイトタウン」に衝撃を受けたのです。
カッコイイ曲だなと思っていたらそれを歌ってるのがモーニング娘。と。
一体どんなグループなのだろうとテレビを見た。
そこには8人の女性が歌う姿があった。


アイドルグループ?
そもそも数ヶ月前にASAYANからデビューしたグループでデビュー曲が「モーニングコーヒー」という予備知識はあった。
ふざけた名前だなと思っていたのは言うまでも無い(笑)
そしてその知識には5人組という記憶が。


なんで8人いるんだよ?ってなってASAYANを見始める。
そうなるとようやくそのグループの成り立ちだったり、メンバーの名前だったりを知るわけですが・・・
当時の私は25歳。
どちらかと言うとバンド系の曲だったり当時はまだ小室ファミリーとかも好きでよく聞いてた人間なのですが、モーニング娘。のメンバーは下は中学生から。


・・・若い(笑)
って思うのと同時に・・・今更アイドルの曲・・・って実は思いました。



例えばSPEEDはどうだったかと言えば年齢的にはやはり小学生でデビューしたりしてましたが、彼女達のパフォーマンスはアイドルと呼ぶには勿体無い、まさにアーティストという感覚で見聞きしていました。
じゃあモーニング娘。はどうなのか?
と考えた時に、やはりモーニング娘。もアーティストではないのか?
と素直に感じたし、何よりグループのリーダー中澤裕子は当時24歳なのである。


俺と年齢ひとつしか違わないじゃん(笑)
だったら彼女の歌を聴いてるということにしたら別に何も恥ずかしくないよね?
なんていう言い訳を自分自身にしたのでした(苦笑)
やっぱりね、見た目アイドルと呼ばれそうな人たちのファンってことになると、どこかに少し恥ずかしい気持ちが当時はあったよね。
だからその頃は本当は彩っぺ(石黒彩)が好きだったけどもし誰かにメンバーの誰が好きなの?と聞かれたら「中澤裕子」と答えればいい、と考えたわけです(笑)


ただ当時はまだアーティストのモーニング娘。に自信が無かったのでCDはレンタルした。
が、次に出たシングル「抱いて!HOLD ON ME」で堂々のオリコン初登場1位を獲得。
紅白歌合戦にも出場が決まった。
そこでようやくモーニング娘。に自信が持てた。
このグループはこれから先きっと女性版のSMAPのような凄いグループに成長していくんじゃないかと。
なので次に出たシングル「Memory 青春の光」からはシングルCDを買うようになった。
その後のモーニング娘。がブレイクしていく過程はご存知の通りである。


そんなわけでもしモーニング娘。に24歳の中澤裕子がメンバーとして参加していなかったら、私はモーニング娘。のファンにはなっていなかったかもしれない。
そう思う根拠としては中澤裕子の存在、境遇が近かったのも大きい。


彼女は父親を既に亡くされていました。
私の父親も小学校に入る前に他界しております。
子供心のどこかに抱えた母子家庭で育つということに対するコンプレックス。
しかし彼女はそんなものをはねのけてOL生活から脱却し、歌手になる道を選び、見事にその夢を勝ち取ったのだ。
そうやって頑張って歌い続ける人がいる。
単に最年長というだけでリーダーを任され、正直大変だったと思う。
しかし彼女がリーダーとしてやってきたからこそ、当時のモーニング娘。は大きく成長できたのではないかと思う。
そしてその娘。魂は後輩達にしっかり受け継がれて今も尚モーニング娘。は進化し続けている。
それだけ長い間活動を続けているモーニング娘。の初代リーダーとしての功績は尊敬に値する。
それだけのことをやってきた存在であるからこそ、自分自身も出来る限り彼女を見守り続けよう。
そう思って毎年のバースデーライブには行くようにしているのです。



2011年6月19日
この日は偶然にも父の日であった。
アンコール後のMCで彼女は
「お父さん生きてたら今何歳なんやろなぁ(笑)・・・お父ちゃん、私今頑張ってんで!って伝えたいし、見守ってくれていたらいいなと思いながら今日このステージに立たせて頂いております」
というようなことを話していました。



・・・こんなこと言われたら涙腺決壊するっつーの。・゜・(ノД`)・゜・。


この日のバースデーライブにはすぐ隣でイベントをやっていた現モーニング娘。リーダーの高橋愛も彼女のステージに応援に駆けつけていた。
2期メンバーの矢口真里、4期メンバーの石川梨華と共にお祝いのケーキを持って来たのだ。
その後は客席後方のPA席にて中澤裕子のステージを最後まで見届けていた。
モーニング娘。として一緒に活動したことがない高橋愛にとって、初代リーダーのステージは果たしてどのように映ったのだろうか。
そして、9月に卒業を控えた彼女は今のモーニング娘。に何を残していくのか。
これからのモーニング娘。にも目が離せない。


以上です。


バースデーライブそのもののレポはまた後ほど書く予定です(^^;)